曲導が綺麗だったのが(有)篠原煙火店の15.”夕映えの花”でした。


等間隔に光りながら玉が揚っていく姿は印象的でした。



 15       16

       15.夕映えの花               16.昇曲導付夕映えに彩色分花



 17      18

       17.昇笛付芯入煙菊                 18.昇曲付煙柳



(株)磯谷煙火店の18.”昇曲付煙柳”は良かった。色とりどりの柳が演出され、


周りも拍手喝采。



 19      20

    19.蜜蜂あそぶケイトウの花                20.五色煙竜


驚いたのが、昇曲導に色がついていた、(株)齊木煙火本店の20.”五色煙竜”です。



 21       22

      21.彩色柳に煙竜                 22.黒煙柳に煙竜の舞



綺麗な色彩が目立ったのが(有)菊屋小幡花火店の22.”黒煙柳に煙竜の舞”です。


みんなが口をそろえて”オリンピックの輪みたいに綺麗な色”なんて言ってました。



 23      24

       23.竜神雷鳴                    24.昇曲導付夏の稲妻


黒色の煙が際立ったのが、三遠煙火(株)の24.”昇曲導付夏の稲妻”でした。


しっかり稲妻のあのビカビカが表現されていました。黒色の煙はかっこいいです。



 25      26

     25.昇曲導付柳に煙竜               26.昇曲付点滅星入椰子



 27      28

     27.昇曲付夕映えの彩色花               28.晩夏の夕暮



 29      30

     29.光花傘立連煙竜の流れ               30.雷入紫煙竜



30社全部が終わってさてどの作品が個人的に良かったかというと、


①(株)磯谷煙火店の18.”昇曲付煙柳”


②三遠煙火(株)の24.”昇曲導付夏の稲妻”


③大曲花火化学工業(有)の6.”昇曲付黒煙柳に紫煙竜”


ですかね。花火って主観的になっちゃうので冷静な判断って難しいですよね。


審査委員の方は苦労されているのでしょうね。


さて昼花火が終了すると40~50分後には夜花火の部が開始されます。


その間にトイレに行く人、歓談する人さまざまです。


くれぐれもはぐれて時間までに席につけなかったということにはならないように


注意したいところです。


 

 b      a

    夜花火の部前の様子1                夜花火の部前の様子2



続く.............

昼花火の競技まで時間がありますから先ほど買った、いか焼きとヤキソバ、唐揚げを


食べておきます。っていっても味なんか分からないんです。


興奮しているとなぜか食欲が失せてくるし。


またあまり飲み物を取りすぎると大変なことになるし。


17:00になると、栗林大会会長による開会宣言が始まりました。


いよいよ昼花火の部が開始されます。今回の79回大会での標準審査玉の担当は和火屋です。


標準審査玉の作品名は”昇曲導付彩色柳に乱射砲”ですって。


昼花火にはもってこいの晴天ですし、青空に映える昼花火は本当に情緒豊か。


これを観ないと大曲に来た実感が分からないのは私だけですかね。。。



0

標準審査玉:昇曲導付彩色柳に乱射砲



標準審査玉が終わるといよいよ競技会のはじまりです。


トップバッターを務めるのは千葉県の国際煙火(株)の”豆惑星の遊飛行”。


ここからは休みなく30社の競技玉が打ち上げられるのです。


ふと周りをみると親族のおばさんたちはこまめに点数をつけてるんです。


どんな基準で点数をつけているのかはまったくの不明なんですが、ちょー真剣 (ノ゚ο゚)ノ


見習わなくては( ̄_ ̄ i).............。



 1     2

     1.豆惑星の遊飛行                 2.昇曲導遊飛彩煙蜂



 3     4

       3.夕映えの花                    4.夕暮れの花園




 5     6   

   5.昇付彩煙柳に流星群声花            6.昇曲付黒煙柳に紫煙竜



大曲花火化学工業(有)の6.”昇曲付黒煙柳に紫煙竜”は藤の花を彷彿させるような作品で、


個人的には煙に濃い色がついたこのような作品が大好きです。



 7     8   

        7.煙竜乱舞                      8.彩煙飛竜 


みんな、「うわー、いいねー。綺麗だね」なんて言いながら鑑賞してます。


妻:「あれーー、よく観るとパラシュートが見えるよ!!」


全員:「本当だ!!、本当だ!!、パラシュートが見える!こっちに落ちて来てーーヽ(*'0'*)ツ」


 9      10

       9.夕映え竜                  10.ひまわり畑で親子散歩


 11      12

      11.昇曲付飛煙菊                   12.煙花万雷


 13     14

     13.曲付彩りの煙竜                  14.昇笛付青煙菊



しん吉:「風、最高じゃなーーい(*^▽^*)」


妻:「わかんないよーーん。まだ夜まで時間あるし。」


しん吉:「だよねーー。やべーかも知れないねーー ・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」


こんな支離滅裂な会話の中、昼花火の後半戦に突入していくのです。


続く.............

ふと夜中に目が覚めたんです。


ザーァァーーーーーーーーーーーーー。


なんの音かなと思ったらなんと、どしゃぶりの雨。


今日の天気は大丈夫なのか?それだけが心配。最悪、雨でもいいから風だけは吹いて欲しい。


疲れていたせいかまたすぐに眠りについてしまいました。


さて朝の7:00くらいに目が覚めました。快晴です。風もあります。ただ西山から吹いて


来ているのでこれはもしかすると煙が桟敷に向かってくるかも。やべーー。


大曲浴場が朝9:00から営業しているのでさっそく行ってきました。すっげー混んでます。


みんな前日入りした人達でしょうか。シャワーだけですがとっても気持ちがいいです。


その後、ジョイフルシティで買い物をしてゆっくりテントに帰りました。



      姫神橋側グラウンド                 41番入り口


     41番入り口2                      姫神橋側グラウンド2                 


   41番キャンプ場



最後のバーベキューです。お昼すぎには3組目が合流です。この時点で16人(ペット含む)。


残り1人が夜花火の途中から合流予定。遠くは岐阜から寝台列車(日本海)で来た方、長野から


長野新幹線、秋田新幹線と乗り継いでこられた方、東京からこまちで来た方。皆さんご苦労様です。


みなさんに桟敷席チケットをお渡しし、場所の確認などの説明を兼ね、お茶の時間を過ごしました。


15:30くらいになったので皆さん、桟敷席に向かいましょう。1枡につき銀マット2枚、ペンライト


やクーラーボックスなど分担していざ出発!


ここで皆さん大事なものを忘れてはいけません。














”大人用おむつ”













これはいざという時に役だつのです。みなさん装着完了ですか?みなさん恥ずかしがってはいけません。


さてこの時間は団体ツアーのお客さんも到着する時間なので姫神橋から5番ゲートの桟敷席までに


時間がかかりました。それにしても凄い人数です。人、人、人。


中には外人さんの団体さんも土手斜面に陣取っていまして、通り過ぎる人に声をかけてます。


ようやく自分達の場所につきました。5番ゲート左側の来賓席の前方、A席3段目最前列です。


A席2段目と3段目の段差があまりなさそうでナイアガラとか観れるのか心配でしたが、まったく心配


なさそうです。ここで屋台で買った焼きそばや唐揚げにいか焼きと、今食べておかないと花火が始まったら


それどころではありません。


今回初めて来られた方はあまりの桟敷席の大きさと人の多さに感動しております。


私も去年初めて桟敷席で観覧しましたが、異空間なんです。人の多さ、建造物、雰囲気、


観客の意気込みの全てがその他の花火大会とは次元が違うんでしょうかね。鳥肌ものです。


さて今回はビデオカメラを用意しております。今回は写真は無理でしょうね。


三脚を準備し、ビデオカメラを設置し、準備万端です。


あとはこのまま昼花火が始まるのを待つだけとなりました。


続く.............



まだ台風は静岡付近のはずなのに、とても雨と風が強い。こんな状態で高速は走れるのか?


今回はエルグランドにルーフボックスを装着している為、とても心配です。


今回のルートも前回と同じ。関越道-->外環-->東北道。関越道はまだそんなに風の影響


も無く順調だったんですが、外環あたりからひどくなってきたんです。


こんな状況でもトラックはびゅんびゅん飛ばすんです。そんなに早く横を通過しないで下さい。


台風の風とトラックの風で僕の車はどんどん路肩に寄せられちゃうんです。














同乗者多数:「怖わいよーーん。こんなんでも大曲の花火ってやるんだよね!」


しん吉:「はい.............、って本当かよ!?」













雨も強いのでワイパー全開でも前が見えにくいし。やっぱり大曲の花火ってサバイバル?


交通情報を聞いていると、いつ通行止めになってもおかしくない状況らしいし。通行止めだけはカンベン。


とにかく一刻も早く台風から離れなくては。東北道も相変わらずの暴風雨だし。これは予定よりだいぶ


到着が遅れそう。予定では大曲に26日のAM5:00くらいだったのに、平均時速60km走行


では無理っぽいなぁ。キャンプ場がどんどん埋まっちゃうよーーーん。


途中いくつかサービスエリアで愛犬の散歩を入れながら(どしゃぶりの中)、仙台の古川サービスエリア


で気象情報を確認。おっ!台風が太平洋側に進路変更か!これは期待できそうかな。


そういえば出発前に見た時、大仙市市役所のページにはこんなお知らせが出てたよな。











『重要!!』
大曲の花火の河川敷駐車場については、「台風の影響」により、冠水が予想されます。

河川敷駐車場については、状況により開場時間が大幅に遅れる見込みですのでご注意下さい。




『重要!!』
台風の影響により、河川敷駐車場の開場が遅れておりましたが、次の2点を条件として

開場することといたしました。


①入場者は避難経路を確認すること(入口が避難口になります)

②なお、冠水の危険性がありますので、係員の退避の指示がでたら迅速に避難すること












避難と言われても、もし鉄砲水だったら車も捨てろということですよね。


買って間もないエルグランドともサヨウナラ........?


このような条件を呑める人が入場可能ってことですよね。車両保険に入っていれば良かったかも。


ひたすら北上するとだいぶ天気も良くなってきましたね。


め○ましテレビを見ていると関東では一部地域で停電も起きているではないですか。


家は大丈夫か?NHKのBS録画予約してあるけどちゃんと起動するのかなぁ?心配だ!!!


秋田自動車道に入って雄物川を通過。おっ! 思ったより水かさが増してない。


これはいけるんじゃないですか!


大曲のインターチェンジを降りて、速攻で金谷橋手前のガソリンスタンドへ。













お店のおっちゃん:「遠いところからお疲れだね。今年は思ったより入りが遅いよ。」


しん吉一同:「ってことは41番なんか入れちゃったりして?」


お店のおっちゃん:「うーーん。たぶん大丈夫じゃないかな。」


しん吉一同:「まじっすか!」












この時点で家族一同、舞い上がっていた為、予定であった車での現地調達を忘れてたのです。


速攻で41番に向かってみるとおっちゃんの言っていたとおり、空車じゃないですか!


入り口で協賛金2000円を支払い、緊急時の説明を受け入場です。


例年なら41番って人気があり、すぐ満車になるらしいのですがやっぱり台風の影響ですかね。


それでもキャンピングカーやらワンボックスカーで結構にぎやかでしたね。


41番はキャンプ場と駐車場が分離しているんですね。とはいっても大きな敷地を分けただけ


なのでそんなに苦ではありません。距離にして20mくらいかな。


まだAM8:00過ぎですから、とにかく急いでテントを張りましょう。


”敷地内はご自由にどうぞっ”て係員の方に言われてたので一応3つ張らせて頂きました。


とはいっても雨が降っている中での作業。合羽を着てみんなで協力しながらだったのですが、


なにぶんキャンプに関しては15年以上ブランクがありまして、新品のテントのマニュアル


と格闘しながらの作業でしたね。それにしても最近のテントは昔と違って組み立て易い。


結局、設置が全て終了したのはAM10:00過ぎでした。



   

   一番大きなテント                      楽しいワン



途中、友人家族も合流し、テントは仲間内で計4つ +トイレ用1つ。


さて遅めの朝食にしようかなと思った時、買出しするのを忘れていたことに一同気づきました。


ここの駐車場41は一度入場すると28日のAM1:00まで車は出せません。


みんな疲れきっているはずなのに、歩いて買出しに行ってくるですって。頼もしい限りです。


クーラーボックスとキャリーカートを持って出かけていきました。


僕は運転していたので買出しには行かず、愛犬(ラブ)と戯れてます。先に夜の為にバーベキュー


の用意だけしておこうかな。七輪だして、備長炭の準備です。


だいぶ晴れ間も見えてきて暑くなってきましたね。さて皆さん帰ってきましたね。帰りはタクシー


だったそうです。本当は折りたたみ自転車を持ってくればいいのですが、車にはそんな余裕は


ないからなぁ。今度は車2台でこよう!!。


結局、お昼ご飯になってしまいました。やっぱりキャンプはいいですね。キャンプが目的


ではなく、最後に楽しみが残っているので皆さんのテンションも高め。


会話も花火づくし。夕方に両親には大曲浴場に行ってもらいました。


なんと通常はPM2:00~PM9:00の営業なのに花火大会ということで朝9:00から


やっているんですね。さすが大曲浴場!!


僕らは愛犬連れて静かに明日を待つ桟敷席の方へ散歩。



   

   姫神橋付近(河川敷反対側)            土手から見た姫神橋

          



   

         桟敷席                  土手自由席(場所取り合戦)



   

      5番ゲート前                    土手有料席(C席)



   

     桟敷席                         桟敷席(審査員席)



この後、大曲の花火で知り合った地元のおじさんに挨拶を済ませ、テントに戻りました。


さて日も落ちてきました。ランタンに火を灯し、バーベキューの開始です。


ってゆうか開始早々、雨が降ってくるし。小さいタープなので全員が入ることが出来ず、


皆さんテントに避難し、焼けたお肉から皆さんに配っていきますね。


やっと止んだんで七輪を囲みながらの優雅なひと時を楽しみました。さて23:50近くになると


本日2回目の合流組です。今回は青春18キップを使用してローカル線を乗り継ぎながら東京から


来たそうです。長旅、本当にお疲れ様ですね。


明日の為に、早めに皆さんお休みですね。ってゆうかもう日付が替って今日じゃないですか。


とうとう待ちに待った日が来てしまったのです。


続く..........

出発日が台風だなんていったいこの先どうなっちゃうの?仕事にも身がはいらないよーーん。



早く実家に帰らなくっちゃっと思い、奮発して特急に乗っちゃおう!早く、早く帰りたい。



んっ!























特急は台風の為、運行中止となっております。












げげっ。1分でも早く帰るつもりだったのに運行中止ですか!


やっぱり前途多難なんでしょうか?とにかく急行は大丈夫みたいです。焦らず音楽でも聴いて


リラックス、リラックス!!

















”舞い上がれ~   美しく~  ♪♪”





















やべーーー。テンション上がって、余計に焦ってきました。家ではみんなが待っているんです。


さて家につくとみんなは準備万端。ちょっとだけ休ませて下さい。


おにぎりとお味噌汁を用意してくれてるなんて良く分かっているじゃないですか。


最近、緊張で食が細くなっていましたから最高の組合せですね。しまいには栄養ドリンクまで。


これって”運転頑張ってね”と言ってるのですよね。分かってますよ。僕しか運転できる人が


いないのですから。さてシャワーを浴びて、最後の天気チェック!!


台風の進路は相変わらず変更なし。このままじゃ台風に追われる形になっちゃうよーーーん。


って家の外はどしゃぶりです。本格的に風と雨が強くなってきました。


”みんな、忘れ物ないよね。後は全て現地調達でーーーーす!!”


いざ、出発!!


長い長い旅が始まったのです。



続く...........。

それほど荷物を持って来ているわけではなかったので、空缶やゴミ、安っぽい敷物も


びしょびしょなので専用のゴミ置き場に捨てて(これがまたでかく6畳部屋くらいの敷地


にロープで囲ってあるだけ)、歩き始めました。残念だったのが公式パンフレットなんです。


保存版にしたかったのですが、雨に濡れて破けてしまったのです。


とにかく土手を上がるにも地面が濡れてすべるし、とにかく歩く速度も半端じゃなく


ゆっくり。最寄の駅は大曲駅しかないし、民族大移動に対処できるだけの都市機能


じゃないとホームページにも書いてありましたが、体験してみないと絶対分かりませんね。


トイレの我慢も限界きてるし。土手に上がって初めて分かったんですが、川の向こう側


の岸で発炎筒らしいものがたくさん見えてるんです。


観客側はペンライトらしきもので手を振っているんです。音楽も聞こえてくるんですが、


聴いたことはなかったかな。


あの光景はじーーーーんときましたね。来年も絶対くるぞと誓いましたね。次は晴れてくれ。


とにかくゆっくり移動して大曲の駅前商店街がやっと見えてくるとそこで驚きの光景が


見えてきました。駅までならんだ人のながーーーーーーーーーーーーい行列。


秋田方面、盛岡方面と方面別に分かれているんです。


うそでしょ。何時間待つんですか。本当にサバイバルですわ。


道の横にタクシー乗り場があってその誘惑に負けて列から抜け出す人もいたんですが、


タクシー乗り場まで行ったはいいが、そこでも長い順番待ちが待っているんです。


いろいろ考えてはみましたが、このまま電車待ちの列に並んだんですがね。


ずーーーーーーーーーーーーっと待ちました。


やっと改札に入れた時は何時になってたんだろう?覚えてません。びっしょりの格好で


電車に乗って横手の駅に着いた時はホッとしました。



横手駅終着



愛車に乗って着替えをしたときのこの開放感。こりゃたまりません。気持ちいいーーーーーーー!


彼女と話す会話は花火以外あるわけもなく、興奮状態です。いやー凄かったね。


ずっと同じ会話をしているのに飽きないんですから。


とにかく泊まる場所を探さないとね。MAPを開いて、さてどこ方面に行きましょうか?


って検討もつきません。とにかく夕食を食べたいなーーと思い、まずは幹線道路に出ること


にしました。本荘街道を日本海方面に向かいました。


時間は夜中なのでやっているお店もなかなか無く、やっと見つけたラーメン屋に入ること


にしました。混雑し過ぎです。入ってみると大曲の花火大会の為か、メニューが限定されて


いて、塩or味噌ラーメンのみ。それぞれ1つずつ頼むことにしました。


って注文してからなっなんと











40分







ほんとうに参りました。どこもかしこも混雑だらけ。


とにかくお腹もいっぱいになったし、さて宿探し開始です。


このまま本荘街道を日本海に向かっていくと、まず1軒目の宿ってブティックホテルですが、案の定










ピカピカピカピカピカ   満室   ピカピカピカピカピカ









煌びやかに電光掲示板に表示されてます。気を取り直して行きましょう。


秋田のブティックホテルは大きい造りですね。お城みたいなのから宮殿風まで。


とにかく一軒一軒あたっていくしかないです。って良く見るとしん吉の愛車ファルコン


の後続には何台もの車がついて来ているではありませんか。ブティックホテルに入って


いくと後続車も全部入ってくるんです。


満室なのは分かっているので、ホテルから出て行くとぞろぞろと後続車も出てくるんです。


お願いです。ついてこないで下さい。僕たちは他県から来ているんです。


ここの地理には疎いんです。1時間近く探したんだけど結局、全滅状態。


いつの間にか日本海に来ていました。酒田街道を秋田市方面に向かっていました。


結局、40kmくらい行っても満室ばっかし。こりゃ山形方面に戻りましょう。


今回は諦めムード。道の駅(西目)にゴーーーーーールイン。


ハァーーーーーーーーー。疲れた。


今日はゆっくり歯を磨いておやすみなさい。(AM3:00過ぎ)


本当に楽しかった”大曲の花火”。来年も絶対来るぞ!!


完。

”大曲の花火”の名物のひとつがこの大会提供花火なんです。


花火の街、大曲の花火っ子の威信を懸けて1年間練りに練って作成するというもの


らしい。毎年テーマを決めて打ち上げるんですが今年のテーマは











”LOVE&PEACE ~天使たちのメッセージ”













初めて花火を観て涙しました。花火全体が視界に入らないとは、このことを言うのですね。


とにかく観たことがない花火の種類に度肝を抜かされました。


あとで分かったのですがトラの尾っていうそうです。V字に連続して打ちあがった時は


全身に電撃が貫いた感覚が!o(@.@)o ナンジャコリャ!!


実際に観て貰わないとこの感覚は味わえません。


幅500mを使って約5分間打ち上げるんです。怒涛の花火攻撃に呆然・唖然です。


この時点でしん吉の彼女は失神寸前、大泣き状態。しん吉は奇声を上げていたような。


”大曲の花火”の真価がここにあるのか!と確信さえしましたね。とにかくここでテンションが


最高潮に達して雨のことも忘れてました。大会提供が終わると、観客の拍手と雄叫びが


鳴り止まなかったんです。そりゃそうだ。もっと早く”大曲の花火”を知っていればな。


大会提供花火が終わった後も競技花火が続きます。こんなすごい花火を観ちゃった後


だから各社の競技花火がかすんで見えてしまうかなと心配しましたが、まったくもって


問題なし。とにかく真剣勝負で挑んでくる花火業者さんの気持ちが伝わってくるんですね。


どれも甲乙つけ難い素晴らしい花火に感謝しなければいけませんね。


とにかく全競技が終了し、次の名物がやってきました。
















”尺玉早打ち30連発”














ここでもやられましたね。秋田県民歌?にあわせて尺玉が連続であがるんですが、歌の途中から


尺玉の左右からスターマインが重なってここでまたもや涙・涙・涙........。


尺玉がどんどん自分に迫ってくる感覚に襲われるんです。こりゃ参りましたね。


常連の方は一緒に秋田県民歌を歌っていましたし。ここまで一体感がある花火イベントも


凄いんじゃないかな。


全行程が終了した時、現実の世界が戻ってきたんです。体は雨でびっしょり、目は涙で


濡れ、相当体力が奪われていたんです。トイレも我慢していたみたい。


とにかく大雨の中を急いで片付け始めたんです。


次回へつづく.........


標準審査玉も終わり、いよいよ競技会本番。こんなに質の高い花火があったんだと感嘆!


花火師が本気で打ち上げるとここまで凄いのかとただただ呆然。


ただ残念なのは風が弱いこと。煙が停滞気味の為、観るのに一苦労。しまいには


雨が強すぎてめがねの水滴を拭くのに手間がかかるし。傘をさすことができないので


安物のカッパに頼ってるんですが、もうズボンはびっしょり。座っている場所には水溜りも


できはじめているんです。それでも前方の団体区画よりは、ましかも。そこは田んぼ状態


でしたから。それでもそんなことにお構いなしに皆さん花火に夢中。やっぱりおかしい!


しん吉の前で観覧していた学生さんのカップルは男の子がとにかく女の子が濡れないように


一生懸命頑張っていましたね。傘をさしたかったみたいだけど、後ろが気になってしょうがない


みたいで一社が終わるとすぐに傘をさし、また花火が始まると傘をたたんで、ビニールシート


を女の子の頭にかぶせて...とこの繰り返し。しまいには女の子の座っている場所の水溜り


を無くそうと、ビニールコップで水をかきだしていました。男の子は完璧に花火じゃなく女の子


に夢中です。若いっていいな。o(*^▽^*)o~♪


僕の後ろでは団体さんで来た模様です。毎年来ているみたいで今回の雨は前回の大会


よりはましだなんて言ってるのが聞こえました。どうもリーダーみたいな人がいて、その人が


実況中継してるんです。すげーテンション高いんです。

























「はーーーーーーーーーーい、尺玉あがりましたーーーーーーーーーーー


 開くよ、開くよ、開くよ、ハーーーーーーーーーーイ、ドッカーーーーーン。


 でっけーーーーーーえ!みんな見た?見た?イイネ、三重芯完璧だね!!!


 芳賀さんいい仕事してるねーーーーーー。」

















芳賀さんって誰ですか?あっ!煙火業者さんのお名前なのですね。


こんな調子でずっと続くんで飽きません。


印象に残ったのが、北日本花火興業さんの”スペイン光と影の世界”でしたね。


スペイン独特の音楽に静と動を組み合わせた、完璧に洗練された花火。


なるほど、これが優勝候補と言われる所以なんですね。


また、磯谷煙火店さんのアナウンスの紹介では



















アナウンス(女性): 「おどるミラーボール ~サタデーナイト


             フェ~~~バー~~~~!!」
















フィーバーではなくフェーバーですか。さすが年期が入ってますね。


10号割物ですごいと思ったのは、野村花火工業さんと紅屋青木煙火店さんでしたね。


本当に丸いんです。何重もの輪がはっきり見えましたからね。それでも四重芯かどうかは


しん吉には判らないんですが。


途中途中でCMが入るんですが、これがまた懐かしさを感じさせる音楽を使用した競技会に


見劣りしない花火があがるんです。とくに気になったのが東北電力のCMに使われた音楽


は、なんだったんだろう?


しん吉は後半になると、体は雨でびっしょりどころではなく、水に浸かっている状態なんです。


だんだん体温が奪われていくのが分かるんですね。それでもテンションが高かったので


我慢ができたんでしょうね。普通だったらアウトです。


そんなこんなで大会も終盤に差し掛かっていくと、





















アナウンス: 「たいーーーかいーーーーーーていーーーきょーーーーーーう」















観客: 「WWWWWWWWWWooooooooooooooーーーーーオ」















雄たけびのような歓声が会場全体に響き渡ったのです。


次回へつづく.........


待ちに待った夜花火の部の幕があがりました。ってここからはあまり覚えてないんです。


実はあまりの 感動 と 驚き でテンションがあがりっぱなしだったので。


女性のナレーションの声でなにか聞こえてきました。



















女性: 「オープニングを華やかに。500mナイアガラをお送りします。~」










いきなりオープニングからナイアガラの滝ですか。ってなんか歌も流れてきましたが。


















「ようこそ~~きたのまち~ゆめのはなさく、おおまがり~~」













妙に耳に残る歌なんですが。誰が歌ってるんだろう。?とっても心地がいいんです。


と言うか、花火音楽融合って初めての体験なんです。ヾ(*ΦωΦ)ノ ヒャッホゥ


なのに、






















見えない!!!!!


この場所からは一切ナイアガラが見えません。∑( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!


見えるのは煙だけです。(´_`。)グスン


















悲しい、悲しすぎる、なんで見えないかって?それは桟敷席の後ろに陣取ってしまったからです。


はぁ~。でもナイアガラの上ではいろんな形の花火が歌にあわせて上がってます。


オープニングから贅沢すぎませんか。オープニングが終わると、やっぱりここでも


標準審査玉が打ちあがるんです。


















女性: 「じゅうごう わりもの にはつ!」

         (十号割物二発)


     「のぼりきょくつき やえしんへんかぎく

         (昇曲付八重芯変化菊)


     のぼりきょくつき しんいり にしきかむろぎく !!」

         (昇曲付芯入錦冠菊)

         























って言わないうちに順番に打ち上げるんですね。でかい、丸いとはこのことです。


終わると今度は




























女性: 「そうぞうはなび   びのくにあきた しきのうた!!!」

            (創造花火 美の国秋田・四季の宴) 






























いやーこりゃ参りました。最初からこのペースだと息が続きません。凄過ぎるんです。


とにかく雨も凄過ぎるんですが、それを芸術性が超えてるんです。( ̄ρ ̄)ハゥゥゥ


次回へつづく.........


雨も降ってきている中、昼花火の部が渋い掛け声とともにスタート。






















掛け声(男): 「ひょーーーーうじゅんしんさーーだまーーーーーーぁ!!」

(標準審査玉)
























掛け声(女): 「きょくつき こくえん りゅうのまい!!」

           (曲付黒煙竜の舞)


         「あきたけん かぶしきがいしゃ こまつえんかこうぎょう !」

           (秋田県 株式会社小松煙火工業)












昼花火ってどんなんだろう。?このあと標準審査玉の採点結果が紹介され、みなさんも


これを参考に点数をつけてみて下さいだって。ってゆうか失敗した。コンタクトにしてくれ


ば良かった。めがねだと雨のしずくがレンズについて見えません。一回一回拭いては見る。


この反復動作がとてもつらい。


昼花火って一言でいうと運動会などであがる号砲の煙にきれいな色がついて形も


くっきり見えるものかな。煙の色は青、紫、黄色などさまざま。また煙の形も、木に


ついた葡萄の房みたいな形もあるし、結構かっこいい。


こんなに雨が強いのに花火ってできるんですね。初めて知りました。


だんだん雨が強くなってきて夕立の土砂降りなんです。なのに一切、アナウンス


では雨のことを言わないんだよね。言うことは


















アナウンス: 「食中毒には気をつけましょう!!」



















それだけかい。こんなに雨が降っているのに.....。でもやっと気づいたんです。


この花火競技会は納涼大会ではないんです。観客のために開催されているのではなく、


誰がにっぽんNO.1かを決めるものなのですから。まるで観させて下さい的な、一種


異様な雰囲気さえあるんです。それがまた”大曲の花火”なんでしょうね。


この昼花火はここ大曲だけしか競技会としては行われてないみたい。貴重っすね。


降ったり止んだりの繰り返しで27業者が全て終了。


いやーこりゃサバイバルですわ。雨との戦い、トイレとの戦い、半端じゃねーーーーーー。


この先、夜の部はどうなっちゃうんだろう。暗い、雨、寒さ、トイレ。考えるだけでも


恐ろしい。┐( ̄ヘ ̄)┌ ハァ~


次回へつづく.........